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未来の小窓(35) 今年の節分

 神官が穀物をまいて、お祓いをすることを散供(さんぐ)というそうだ。桃の弓、葦の矢を持った貴族が、鬼に扮した家来たちを追いかけて逃走させる宮廷行事に由来する節分の豆まきも散供の一つなのだろう。中国の医書には「豆は鬼毒を消して、痛みを止める」とあり、マメは「魔を滅する」に通じるらしい。
 立春や秋分は、国立天文台が太陽と地球の位置関係から計算、前年2月の官報で公表しており、今年は2月2日が節分、翌3日が立春になる。節分が2日になるのは124年ぶり、3日ではないのは、1984年の2月4日以来だという。2022年から3年間は3日に戻るが、25年には再び2日になるそうだ。
 大寒波もゆるみ、春の足音が近づいているのに、今一つ、気分が晴れないのは、収束の気配のない新型コロナウイルスのためだろう。東京や全国の新規感染者数の発表を耳にするたびに、ため息をついている人もいるかもしれない。
 「テレワークを7割に」と言いながら、小中学校は休校にならない。医師や看護師らとともに、エッセンシャルワーカーに位置付けられる保育士や介護職員も、より過酷になった現場で奮闘している。テレビのインタビューで、「政府がもっと強いメッセージを出してくれないと、外出してしまう」と答える若者がいるが、政治が規制しないと、自分の行動も自制できないのだろうか。
 辞書をひもとくと、節分は「立春、立夏、立秋、立冬の前日」、「季節の変わり目」とある。一日早い節分が、感染拡大から収束への変わり目になることを期待するばかりだ。(時)
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