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未来の小窓(24)米大統領選

 米国大統領選は歴史に残る接戦となった。日本の新聞もテレビもここ数日、大統領選挙一色になった感がある。開票が始まるやいなや、テレビが「当選確実」を報じる国からみると、米国の開票は何とももどかしいが、連日の報道を見ていて、投票用紙が薄い小冊子になっているのに気づいた。手のひらサイズで、投票箱のなかで自然に開くという投票用紙しか知らない身には違和感が拭えない。
 米国の投開票は複数の地方当局が地域の事情に合わせて行うため、同じ州でも用紙が異なる。連邦上院選などを行う州もあり、各種の選挙がまとめられている。もちろん、投票用紙の最初の項目は大統領選で、正副大統領選の候補者のチェック欄に印を付ける。トランプ、バイデンの両氏のマッチレースのように見えるが、実際には他の党の候補者も多数、立候補しており、勢い投票用紙のページ数も増えるという。
 日本がチェック欄に印ではなく、候補者名を書くのは、江戸時代から受け継がれてきた識字率の高さが背景にあるだろう。武家の子弟は藩校、庶民の子は寺子屋で学び、身分や性別にかかわらず通える私塾もあった。諸法度やお触書、証文などを理解できるように、基礎教育として「読み書き算盤」を学んだ。
 21世紀の今も、世界では読み書きができない人が7億5000万人(2017年時点)にのぼるという資料もある。大統領選は中傷合戦が目立った。政策面では、コロナ対策や経済が焦点だったが、一番の基本は教育だろう。すべての子どもたちが教育を受ける機会を平等に与え、読み書きのできる人を増やし、社会を見渡せる目を養うことが、最終的に経済の発展につながるのではないか。今回の混乱は、経済優先で、民主教育を疎かにしてきた結果かもしれない(時)
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