未来の小窓(19) 芝生の運動会
未来の小窓(19)
いるべ保育園(福岡市早良区)の運動会に出向いた。会場は近くの市立今宿野外活動センター・自由広場(約20000平方メートル)。例年、小学校の校庭を借りていたが、コロナ禍の今年は、叶岳(341メートル)や高祖山(416メートル)などの山々に囲まれた緑豊かな場所にしたという。
学校行事を取りやめる小学校、保育園、幼稚園が相次ぐなかだけに、いるべ保育園では会場を変更したほか、参加者を4歳児、5歳児の計約50人に絞った。プログラムの種目も減らし、競技時間も短縮していたが、心地よい秋風が吹くなか、園児たちは始まる前から歓声を上げながら、走り回っていた。会場では「本番では疲れ切ってしまうのでは」と心配する声も聞かれた。
今、教育現場では、感染予防に加え、学習の遅れを取り戻すことを優先させている。保護者の目を意識してか、運動会と言えば、練習にたくさんの時間をかける小学校もあるだけに、手間がかかり、参加者が「密」になりがちな運動会は、真っ先に中止になるのかもしれないが、学校行事はそもそも保護者のためにするものではない。練習をあまりせず、「保護者なし」や、学年ごとの分散開催も可能だろう。要は工夫次第だ。関係者には子供たちのためを考えて、一層の知恵を絞ってほしい。
いるべ保育園(福岡市早良区)の運動会に出向いた。会場は近くの市立今宿野外活動センター・自由広場(約20000平方メートル)。例年、小学校の校庭を借りていたが、コロナ禍の今年は、叶岳(341メートル)や高祖山(416メートル)などの山々に囲まれた緑豊かな場所にしたという。
学校行事を取りやめる小学校、保育園、幼稚園が相次ぐなかだけに、いるべ保育園では会場を変更したほか、参加者を4歳児、5歳児の計約50人に絞った。プログラムの種目も減らし、競技時間も短縮していたが、心地よい秋風が吹くなか、園児たちは始まる前から歓声を上げながら、走り回っていた。会場では「本番では疲れ切ってしまうのでは」と心配する声も聞かれた。
今、教育現場では、感染予防に加え、学習の遅れを取り戻すことを優先させている。保護者の目を意識してか、運動会と言えば、練習にたくさんの時間をかける小学校もあるだけに、手間がかかり、参加者が「密」になりがちな運動会は、真っ先に中止になるのかもしれないが、学校行事はそもそも保護者のためにするものではない。練習をあまりせず、「保護者なし」や、学年ごとの分散開催も可能だろう。要は工夫次第だ。関係者には子供たちのためを考えて、一層の知恵を絞ってほしい。
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