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未来の小窓(16) 三大厄日

 未来の小窓(16)
 日本人が好きな数字の一つが「三」だろう。日本三景や日本三名園など、代表的なものを三つにまとめてしまう。「三度目の正直」や「石の上にも三年」といったことわざもある。
 瑞穂の国らしく、農業の「三大厄日」もあると知った。二百十日、二百二十日は、立春から数えた日数。稲が開花・結実するころで、襲来した台風で、農作物が被害を受けることも多い。二百十日のころに吹き荒れる暴風を「野分」と呼ぶことも知られている。今年はそれぞれ8月31日、9月1日だった。
 三大厄日の残る一つが八朔だ。朔は一日の意で、陰暦の8月1日を指す。収穫を前に、地方によっては、「田の実の祝い」もしているようだ。田の実に「頼み」をかけ、害虫、害鳥の被害に遭わないようにとの願いを込めるという。
 野分という言葉を思い出させる台風が、連続して九州の西側の海上を通過した。「特別警報級」といわれた台風10号では死者やけが人も相次いだ。日本の南の海では、海水温度がなかなか下がらないという。八朔のころに、台風が来ないだろうか。不安は募るが、こればかりは、神に「頼み」をするしかないのだろう。(時)
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