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未来の小窓(8)新棋聖誕生

未来の小窓(8)
 語彙力をテーマにした書籍を目にすることが多くなってきた。活字離れが進み、言葉の本来の意味を取り違える人が増えているのが背景にあるのだろう。文脈から推し量れず、簡単に「わからない」という大学生もいる。初見の言葉を、スマートフォンで調べるのはまだ良い方かもしれない。
 文化庁が昨年10月に発表した「国語に関する世論調査」でも、「御の字」「砂をかむよう」の慣用表現の本来の意味を理解している人は3割台にとどまっている。「砂をかむよう」は。「唇をかむ」の連想からか、半数以上の人が「悔しくてたまらないようす」を選んだという。
 将棋の実力もさることながら、「望外」「僥倖」などの語彙を使いこなす、藤井聡太七段が15日、棋聖位を獲得した。17歳11か月でのタイトル獲得は史上最年少だ。藤井棋聖は読書家で、新聞をよく読むことで知られる。多彩な語彙はたくさんの活字に接してきたことで育まれたのだろう。
 新棋聖誕生ではしゃぐテレビが、対局中の服装や昼食のメニューに言及し、肝心の将棋は「よくわからない」「スゴイ」という言葉で済ませようとしているように見えるのは気のせいだろうか。政府や行政を批判する前に、日本の伝統文化やその面白さを「正しい言葉遣い」で報じてほしい。(時)
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