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未来の小窓(67) 休園急増

 新型コロナウイルスの感染拡大で、保育園や幼稚園の休園が相次いでいるという。共働きの家庭にとって、保育施設は頼みの綱だろう。登園すれば、子供が感染するかもしれないという不安を抱えながらも、適当な預け先も見つからず、やむなく送り出している家庭も多かろう。
  いくら手洗いや換気などを徹底しても、大声を出して動き回る園児に、マスクを付けさせ、静かにさせるのは難しい。ましてや変異ウイルス「デルタ株」は、より感染力を増しているというから、その苦労もひとしおだろう。
  「園児が感染しましたので、明日は休園です」。前夜、園からと連絡を受けても、「急に仕事を休めない」「ほかに預け先がない」と戸惑うばかりの保護者の悩みはよく分かる。休園までにはならなくても登園の自粛を要請されるケースも少なくないようだ。
 社会生活を維持していくうえで、保育園の利用を抑えることは感染防止になるだろうが、専門家が「企業に休業補償を充実させ るとともに、臨時的に休暇制度を創設するなど、保護者が休みやすい環境を作るように、国は促すべきだ」と指摘するように、とかく預ける方ばかりに目を向けがちだ。園児たちの世話を続ける保育士にどこまで考えているのだろうか。昨春、小中高校が休校になった時も、保育施設は休園にならなかったではないか。保護者が働く間、子どもが1人で留守番できない家庭のことを考慮したためだろうが、エッセンシャルワーカーの保育士に、ふさわしい待遇が与えられているとは思えない。
 福岡県中間市の私立保育園に通っていた男児が7月、送迎バス内に取り残されて死亡した事件は、一人で送迎バスを運転していた園長がチェックを怠ったことが一因だった。保育現場は慢性的な人手不足になっていると聞く。問題の園でも保育士の人数が多ければ、痛ましい事件は防げたかもしれない。政治やメディアは二言目には医療態勢の充実というが、コロナ禍の最前線にいる保育士にも関心を持ってほしい。(時)

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